給料低くてもいいから、無理なく続けられる楽な仕事をしたい… それが今時の若者のジャスティス

2017年2月1日

今時の、いわゆる若者が仕事を探す上で、「給料はそこそこ。普通に生活できて、ちょっと遊べるくらいあればそれでいい。精神的な苦痛は少なく、完全週休二日制で残業は基本的になし。楽で無理なく続けられる仕事がいい。」という傾向が強いと思います。

一昔、いや二昔前は「バリバリ働いてジャンジャン稼ぐのが正義!」みたいな感じでしたけど、そこからは180度違ってきていますよね。
この今と昔の違い、もちろん景気の良い悪いもあるんでしょうけど、それだけではないはずです。

「個人の趣味」の敷居が大幅に下がり、範囲が広がった

「趣味」といえば、昔はお金の掛かるものと相場が決まっていました。車、スキー、買い物(ブランドものの洋服の購入、着用)などなど。それぞれ「あまりお金をかけないで楽しむ」というより、「いかにお金をかけたか」が重要なところがありました。車や買い物はわかりやすいですが、スキーやアウトドア系の趣味なども、一流の道具をそろえてスタート、って感じでした。

しかし今は、無料または安価で楽しめるものがたくさんあります。また、「◯◯が趣味です」といえる敷居がかなり下がりました。極端なことをいえば、スマホで暇つぶしにまとめサイトを巡回することすら「趣味はスマホでネット」といえる世の中になりました。そんな程度のことを「趣味」といっても、あまり周りの人も違和感を抱かないんですよね。昔であれば「それはただの暇つぶしだろ」とほとんどの人がツッコんだと思います。
そして、車でドライブやスキー、スノーボードなどといった、昔はお金の掛かるものだったのが、今は車は軽自動車を所有、もしくはレンタカーで充分。スキー・ボードもレンタルで充分という、いわゆる「悟り世代」的な考えが主流です。
昔の人からすれば「もっと熱くなれよ!」といいたくなるのかもしれませんね。

ちなみに私は思いっきり昭和ですので(昭和54年生まれ)、昔の気持ちはわかるんですが、どっちかというと今の人の気持ちの方が良くわかります。
携帯一つとっても、私は学生時代から ポケベル→PHS→携帯電話(ガラケー)→スマホ と順に進化してきましたが、今の人は携帯を所有する頃はもうスマホがありましたからね。またインターネットも、生まれたときには既にあったわけです。そんな環境で育てば、「お金なんてかけなくても楽しいこといっぱいあるじゃん」「きつい思いして大金稼がなくても良いじゃん」ってなりますよね。

だったら「趣味」の敷居は低くなるし、範囲も広がるわけです。
無料でなんとなく暇つぶしにしていることも「趣味」になり得てしまうのです。

みんなで騒ぐ!よりも一人でゴロゴロ、が幸せ…

インターネット、そしてスマホの発達で、1日や2日なら、朝から晩まで1人でも平気で過ごせます。それくらいの期間なら暇つぶしに事欠きません。食事すらスマホから注文、デリバリーしてもらえます。
仲間と騒ぐなんて面倒なんです。たまにならいいけど、毎週末とかはちょっと…。

上にも書いた「悟り世代」。簡単にいえば今時の若者を指す言葉なんですが、これについてもう少し書きます。
悟り世代の特徴としてあげられるのが、「欲がない」「目立つのが嫌い」「面倒だから当たり障りなく誰とでも仲良くする」「無理しない」「休日は引きこもり」などが挙げられます。

普段、自然体の自分よりも少し良いイメージで自分を演じているため、休みは自然体で休みたいのです。
友達と遊ぶときも演じているの!?って、そりゃあ誰でもそうでしょう。親しき仲にも礼儀ありといいますし、「好かれたい」ではなく、「嫌われない」ために自分を殺すこともたくさんあります。嫌われたり、逆に極端に好かれるのさえ面倒なんです。「面倒だから当たり障りなく誰とでも仲良くする」んです。

もちろん仕事でも無理したくない、何事もほどほどがいい…

ですから、おのずと仕事選びでもこの傾向が出てくるのはとても自然なことだと思います。昔の人にいわせれば「最近の若いモンは根性がない!」「付き合いが悪い!」「何を考えてるのかわからない!」とかいうんでしょうけど、実際今の環境で幼少期から育っていることを冷静に考えれば、そんな風にいえないと思うんですよね。
昔の価値観、今の価値観。どちらが優れているとかではなく、昔の価値観を今の人に押しつけるから無理が生じるんです。別に今の価値観に昔の人も合わせろというつもりはないですが、その辺もうちょっと冷静に捉えてほしいものです。

何事もほどほどに… なるべく小さな幸せと、なるべく小さな不幸せだけあればいいんです…


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