会社勤め=安定? でも向いてないし、無理。

2016年12月20日

原ちゃんです!

私も以前、とある会社に10年以上勤めていたことがあります。営業職でした。
10年も勤めていれば、まわりからはベテラン扱いされますし、自分自身もそう思ってました。

仕事上の様々な知識も潤沢に蓄えられ、順風満帆な日々を送っていました。
あのときの自分の意識はどんなだったかを思い返すと、完全に安定志向で、守りに入ってましたね。

このまま真面目に勤めさえしていれば、給料も少しずつ上がっていき、定年退職後はかみさんと旅行でも行こうか…
なんてことばかり考えて、その状態、土台が崩れてしまったときのことなど全く考えてませんでした。

ところが転機は訪れました。

派閥争いって、本当にあるんですね。いや人ごとみたいに言ってますが、ありました。
そんなに大きな会社じゃなかったんですけどね。

要は残るチームと出て行くチームに分かれたわけです。

で、私はというと、出て行くチームだったんです。

会社が分裂状態になり、出て行く側ってうまくいかないことが多いらしいんですよね。
「お客さんや取引先はわかってくれている」とか思っても、やはり残る側は会社という土台があり、出て行く側はそれがなくなります。

それまでの功績や信用において、出て行く側にアドバンテージがあったとしても、やはり土台の有る無しは大きいようです。

で、出てってうまくいきませんでした…。

まあ残った方も相当苦労はしたでしょうけどね。社員の半数以上が一気にいなくなりましたから。

今振り返ってみると、その分裂騒ぎから今まで、けっこう大変な思いもしましたけど、そのままぼんやりと過ごすよりはいろんな経験ができたし、それまでは考えもしなかった独立なんてことも真剣に考えられる良いきっかけになったと思います。

まだ振り返るには早すぎますけどね(笑

いろんな経験ができたと書きましたが、その会社を退職したあと、当時も既に30代でしたが、学生になったり、いろんな職を転々としたりしたんです(コロコロ変えたともいう)。

元々人と話すのは得意な方ですし、さらに営業職を長年やってたくらいですので、新しい職場の人とも打ち解けるのはそんなに難しいことではありませんでした。

が、様々な人と接することで気付きました。
私は職場内の人間と良好な関係を構築するのは得意だけれど、「職場の人間関係」ってヤツが嫌いなんだな、って。
「得意だけど嫌い」なんてものがあるんだなあ…、って。

職場の人間関係よりは薄い関係である、取引先やお客さんなど、外部の人間はいいんです。お話するの大好きです。
逆に職場の人間関係よりも濃い、友人関係や近所づきあいなんかも好きです。消防団の飲み会も大好きです。

でも、いわゆる「一緒に働いてる人」との関係がどうしても好きになれないことに気付いたんです。

これも、私が独立をめざすことになった重要なきっかけの一つです。

本当に、職場内でほんのちょっと衝突があっただけでも、ウンザリするほど嫌になるんです。
顔には出しませんが、音量のない独り言で、「ああ、やっぱり向いてない。無理だな。オレは本当に(職場の人間関係が)嫌いなんだな。」とかボソッと言ってしまいます。

なんだかちょっと病的な感じですが、こんなことをこんな簡単に考えてしまうなんて、以前の私では考えられないことでした。

ちょっと自分語りが長くなってしまいました。今回はこの辺で。


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