腹八分目にしようとしても、満腹まで食べてしまう…。太って見た目が悪くなるだけではなく、健康寿命も縮んでしまう!?
原“八分目”ちゃんでーす!
ダイエット目的などで、食事が始まる前は腹八分目に抑えようと思っているのに、食べ始めるとついつい「もう少しだけ」とか「あと一品」と満腹まで食べてしまう。
「私のことかしら?」と思う人、結構いると思います。
かくいう私もそのクチで、つい満腹まで食べてしまいがちです。
特にお酒が入るとダメです。
おかずを食べ終わったあとに、落花生とか炒り豆とか食べ始めちゃいます。(お豆大好き!)
…そして、そのあとにいつも後悔しますよね。
そんなあるとき気になったんです。
満腹まで食べたあとって、なんというか全体的にパフォーマンスが落ちませんか?
身体の動きや頭の働きも鈍くなったりして、「満腹って、ダイエットが失敗するとか以上に、健康に悪いんじゃない?」って思ったんです。
逆に腹八分目で食事を終えたあとは、とても身体が軽く、何か用事を済ませたくなるほどです。
というわけで、腹八分目と満腹のメリットデメリット、というか腹八分目のメリットと満腹のデメリットを調べてみました。
もう食べられなぁ~いムニャムニャ 満腹のデメリット
まずは悪い話を先に済ませましょう。
満腹まで食べてしまうことのデメリットは、
- 太る
- 太ることにより腰痛など足腰にくる
- 太ることにより糖尿病や高血圧症など生活習慣病の引き起こす
- 頭の働きが鈍くなる
- 寿命が縮む、とりわけ健康寿命が縮む
など、まだまだありますが主なところではこんなところです。
ではそれぞれ解説していきましょう。
①太る(直球)
当然です。たくさん食べれば太ります。
でも、なぜたくさん食べると太るのか?
太るということは、つまりは脂肪を蓄えるということなんですが、いわば飢餓状態にならないための防衛システムですね。
あと寒さに備えるためでもあります。
ですが現代の生活上、本当の意味で食うに困るということはまず無いですし、ちゃんと屋根も壁もある家に住んでますので、太ってまで寒さに備える必要はありません。
②膝痛、腰痛などになる
人間は二足歩行です。足や腰で身体を支えています。
支える対象が重くなれば、当然足腰に不具合が生じます。
と簡単に書きましたが、これを読んでいる方、ギックリ腰になったことありますか?
私はありますが、あれになると本当に動けません。寝返りを打つのに20分を要します。
立った状態で腕や首をほんの少し動かすだけでも腰に痛みが走ります。
ギックリ腰になって痛感しましたが、身体のあらゆる動きで腰を使ってるんです。
日本人の平均寿命は80歳を超えています。
長く使うものですから、大事にしましょう!
③糖尿病、心臓病、脳卒中、高血圧など生活習慣病の原因になる
もしこれらの病気を患っている方が読んでたら申し訳ないですが、なりたくないですねぇ…。
どの病気も発症もしくは重症化すると“死”に直結するものです。
ただちに命に別状はなくとも、その後の生活習慣を強制的にでも変えないとかなり苦しむことになります。
私くらいの年齢になると、友達と会話をしていても「やっぱ健康が一番だな」というフレーズが高頻度で登場します。
もっと上の年齢になると不健康自慢とか始まりますからね。
「もうお迎えも近いかな?(笑」なんつって。
いやいや笑ってる場合じゃないってば!
④頭の働きが鈍くなる、やる気がなくなる、疲れる
ご飯をお腹いっぱい食べてガソリン満タン!よーしやるぞー!
とはなりません。
かえって動きが鈍くなります。やる気も起きません。横になりたくなります。
横になって休んだはずが、なんだか身体が疲れてるような感じがします。
だるおも~って感じです。
これはもう実感として誰もが経験あると思います。
食べたあとすぐ横になりたくなるときって、決まって満腹まで食べてしまったときですよね。
腹八分目の時はそんな風にはなりません。
「なんだか最近、疲れやすくなったな…」って人は、実はいつも満腹まで食べたりしていませんか!?
もしかしたら原因はそれかも知れません。
要は仕事にせよ普段の生活にせよ、パフォーマンスが落ちることは明白なのです。
⑤寿命が縮む。特に「健康寿命」がビンビン縮む!
健康寿命とは、健康上問題がない状態で日常生活を送れる期間のことです。
その期間が短くなるということです。
現在の、いわゆる寿命と健康寿命の差、つまり健康上問題を持ち、その後亡くなるまでの期間ですが、男性で9年、女性で13年といわれています。
まあその9年間や13年間がずっと要介護状態ということではなく、身体のどこかしらに不具合があるってことですね。
その平均の期間です。いつも満腹まで食べる習慣のある人は、この期間がどんどん延びます。
健康寿命といえば、ついでに「QOL」という言葉はご存じですか?
「Quality of Life」の頭文字を取ったもので、「生活の質」と訳せます。
高齢者福祉などの現場で、このQOLの向上が叫ばれて久しいですが、いつも満腹まで食べちゃって肥満になって病気して…なんてやってたら、QOLがどんどん低下してしまうってことです。
前置きが長くなりました。腹八分目のメリット!
悪い話が長くなってしまいました。それでは腹八分目のメリット!ですが…
簡単にいえば上に書いた満腹のデメリットの真逆です。
- 痩せる
- 痩せることにより腰痛など足腰の問題があっても改善する
- 痩せることにより糖尿病や高血圧症など生活習慣病に罹りにくくなる
- 頭の働きが活発になる
- 寿命が伸びる、健康寿命も伸びる
といったところでしょうか。メリットだらけです。
寿命については、マウスを使った実験で、エサを無制限に与えた個体と、8割に減らした個体とでは、寿命が1.6倍も差が付いたそうです。
そして人間においても、アメリカでバイオスフィア2という巨大な密閉空間の中に人工の生態系が再現された空間で、8人の研究者達が自給自足の生活を送るというサバイバル実験があり、この実験は本来、地球以外の星に移住した際、人工環境の中でどれほど生活できるのかを見るという目的でしたが、このときに偶然、明らかにされました。
バイオスフィア2で自給自足の生活を送る研究者達でしたが、食料の収穫量が想定した75%(≒八分目)しか取れなかったそうです。
これにより1日の摂取カロリーは約1,800kcalに抑えられ、実験後の研究者達は痩せ、また生活習慣病に関する数値(血糖値、コレステロール、血圧など)がほぼ全て改善していたそうです。
ちなみに本来の実験目的に関しては失敗だったそうですが、奇しくもそれにより、腹八分目の効能が証明されてしまったというわけです。
満腹に食べたい人が、腹八分目に抑える効果的な方法はあるのか?
では、どうすればうまく腹八分目に抑えることができるのか?
まず私の体験に基づくことをいわせてもらえば、
ズバリ!お酒を飲まないことです!
私はまだ手の掛かる子供が3人もいますので、自分の時間を持てるとしたら子供を寝かしつけた後しかありません。
しかし私もお酒がかなり好きなもので、毎晩晩酌をしていたのですが、それだと子供を寝かしつけるときに、一緒に寝てしまうんですよね。
がんばって起きたとしても、やはりお酒も入ってますし、満腹まで食べた後ですので頭がうまく働いてくれません。
そこで断腸の思いで夕食時のお酒を止めてみたところ、食事の量は減るわ寝かしつけた後も簡単に起きれるわでいいことずくめです。
なお、寝る前にはしっかり飲んでいる模様w
お酒を飲まないときでもバクバク食べてしまう人はどうすればいいのか?
また私の体験談ですが、私にまだ晩酌の習慣がなかった頃、身長は今と変わらず167cm(小さい)で、体重が76kgもあった頃がありました。
ある日、ユニクロに服を買いに言った際、ふと目に入った姿見に映った自分を見て愕然としました。
すごいデブなんですよ。紛う事なきデブ。頭の中の自分像はこんなじゃなかった…。
そして一念発起して、ダイエットを始めました。
食事は全て腹八分目かそれ以下。間食ゼロ。夕食は米抜き。
そしてジョギングを少なくとも2日に1回。継続することが一番大事だと思ったので2kmから始めて、最終的にはほぼ毎日10km走ってました。
あと毎日筋トレもしてました。腕立て、腹筋30回を2セットとか。よーやったなホント。
半年後、63kg(-13kg)まで落としました。しかも食事も極端に減らさず、運動もしていたので超健康的に痩せました。
あのときはなんだろう…、今の自分からは考えられないくらいストイックにがんばってたな…。
そうそう。
「1周で◯km」とかちゃんとしたコースが近所にある人はいいんですが、家の周りなんかをジョギングする人は距離が正確に測れませんよね?
スマホのアプリを使うって手もありますが、正直精度が低いです。
私もそんな悩みをかかえていたので、↓これを買いました。
他にも同様の商品がある中、なんとなくかわいかったのでこれを買ってみたんですが、精度にビックリしました。
これ付けてGPSセットして走ると、1km毎に「ピーッ!」って知らせてくれるんですが、例えば家を出発して4km地点でピーって鳴った瞬間にUターンします。
そして家に着く正に直前、「ピーッ!」って鳴るんです!ほぼピッタリ!
誤差はせいぜい5m前後ってトコでしょうか。
あなたもよろしかったら是非どうぞ。オススメです!
…というわけで「もともとお酒は飲まないしぃ~」って人は、
人のたくさんいるところで、姿見に映った自分を見る!
なんだか精神論的な感じですが、少なくとも私はこれで見た目も良くなり健康にもなりました!
ちなみに今現在の体重は71kgですが。
さて他の方法ですが、ネットをつらつらと見てみたところ、色々ありましたが私が参考になったものを紹介します。
食事の際、一口ごとに箸を置く
これはいけそうです。いっぱい食べる人ってのは食べ始めてから食べ終わるまで箸を離しません。
一口食べるごとに箸を置き、よく噛んで飲み込む。
そうすることにより満腹中枢が刺激され、「ふー、食った食った」が早く来るようになります。
野菜をたっくさん食べる!
これもいいですね。というのは、私は野菜が大好きなんです。
山盛りの千切りキャベツを、何も付けないで黙々と完食します。
キャベツおかわり自由のとんかつ屋さんとかでは100%おかわりします。
今の時期は鍋もいいんじゃないでしょうか。味の浸みた白菜やキャベツは最高ですよね。
揚げ物ばっかり食べてないで、こういうものをいっぱい食べましょう。
逆に「参考にならんやろこれ」って思ったもの
他にもいろいろな方法がありましたが、参考にならなかったというか、「それができたら悩んでないんですけど」系のヤツを1つ。
私の体験談が全然参考にならない人もいれば、こういうのがハマる人もいるかも知れないし。
カツ丼じゃなく親子丼にする、ロースカツじゃなくヒレカツにする
ふざけるなと言いたい。声を大にして言いたい。小一時間(ry
カツ丼が食べたいんですよ。そのときに親子丼食べますか?
ロースカツ食べたいのにヒレカツ食べますか!?しかも高くなってるし。
こういうわかりやすいガマンを強いるのは感心しません。絶対長続きしなそうです。
大事なのは継続することです!
今でも納豆ダイエットしてる人がいますか?約10年前にテレビ番組で紹介されて、しばらく納豆が品薄になったあれですよ。
それからずっと継続してる人いますか?絶対いませんよ!(憤怒)
すみません取り乱しました。
リバウンドした奴がなにいってんだって話ですよねすみません。
まとめ
「最近疲れやすいな」「昔はこんなことで疲れなかったと思うけど…」
などと感じるあなた、食べる量はどうですか?
満腹まで食べる癖が付いていませんか?
その癖、早めに手を打っとかないと面倒なことになるかも…?
上にも書きましたが、歳を取ってくると「やっぱ健康が一番」と実感することが多くなります。
大抵は一瞬思うだけで終わってしまうんですが、これは本当にそのとおりです。
健康だからこそ楽しいことができます。
休日にダラダラゴロゴロできるのも健康だからなんです。
もし思い当たるものがありましたら、生活習慣全体を見直せとはいいませんが、食事に関する習慣だけでも見直してみるのもいいかもしれませんね。
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