一粒のお米には七人の神様がいる。七人って誰?

原ちゃんです。

子育て中のお父さんお母さん、元気ですか!?
子供にはまっとうな人間になってほしいもの…。
まだまだまっとうな人間とは言いがたい、私のような未熟な人間がえらそうに人の道を説いていいのかしら…と自問自答しながら、私も子育てをしております。

子供を躾ける上でとても重要なポイントの一つ「食べ物を粗末にしてはいけません」ですが、あなたはどのように子供に言って聞かせてますか?

我が家ではまだこういう話は長女のチリちゃんしか理解できないのでチリちゃんにしか言って聞かせてはいませんが、こんなふうに伝えてます。
(子供に伝えるために、表現はわかりやすく残酷だったりあいまいだったりします)

「野菜も魚もお肉も、食べ物は全部、今まで生きていたもので、それを殺して食べているんだよ。そうしなきゃお父ちゃんもチリちゃんも生きていけないから、それは仕方ないんだ。それで、殺されてまで食べ物になってくれたのに、残してゴミ箱に捨てたりしたら、本当にかわいそうでしょ?だからせめて『おいしい!』って言って食べて、ちゃんとチリちゃんの栄養にしてあげようね。そうしたら食べ物も『チリちゃん、ちゃんと食べてくれてありがとう!』って言ってくれるよ。」

これを聞いたチリちゃんは、「ひじきも生きてたの?かまぼこも?お箸も?」と聞いてきたり、けっこう興味を示してくれました。
(箸は食べ物じゃないけど、原料の木は生きてたってことで話しました)
その流れで、豆腐も納豆も枝豆も豆乳も味噌も醤油も油揚げも、全部大豆からできてるんだよ!と(良い意味で)別のベクトルにも興味を持ってくれたりしました。

七人の神様って誰?

さて、お茶碗に米粒が付いたまま「ごちそうさま」をしようとしたとき、良く使われる言葉に「一粒のお米には、七人の神様がいる」がありますが、ふと「七人って誰?」と気になりました。
というわけで調べたところ、七福神説がもっとも有力な説っぽいですね。

七福神

七福神とは

  • 恵比寿
  • 大黒天
  • 毘沙門天
  • 弁才天(弁財天)
  • 福禄寿
  • 寿老人
  • 布袋

の七柱(はしら)の神様のことです。
神様の数え方は「一柱(ひとはしら」「二柱(ふたはしら)」…と数えます。

恵比寿
・恵比寿(えびす)
七福神の中で唯一の、純粋な日本古来の神様。特徴は竿。しばしば大国主命(オオクニヌシノミコト)の子神、事代主命(コトシロヌシノミコト)と同一視される。元々は「蛭子(ひるこ、えびすとも読む)」と表記され、古事記ではイザナギとイザナミの間に生まれた最初の子神とされる。しかしこの時、イザナミからイザナギに声を掛けて子作りをした(要は女の方から誘った)ので、不具の子として生まれたため、オノコロ島から海へ流されてしまう。流された蛭子神が再度日本に流れ着き、「海から波によって流れ着いたものは福をもたらす」という伝承により篤く祀られ、恵比寿神となった。めちゃくちゃな話ですが、神話ってそんなもんです。

大黒天
・大黒天(だいこくてん)
大黒さま。特徴は小槌。元はヒンドゥー教のシヴァ神の化身マハーカーラ神。大国主命との習合。

毘沙門天
・毘沙門天(びしゃもんてん)
特徴は鎧兜。元はヒンドゥー教のクベーラ神。戦いの神で、上杉謙信の旗印の「毘」はここから来ていて、軍神という一面もあった模様。仏法を守護する四天王の内、北を守護する多聞天(たもんてん)の別名。ちなみに東は持国天(じこくてん)、西は広目天(こうもくてん)、南は増長天(ぞうちょうてん)で、多聞天は四天王の中でも最強の力を持つとされる。

弁才天
・弁才天(べんざいてん)
特徴は唯一の女神であること。七福神の紅一点。元はヒンドゥー教の女神、サラスヴァティー神。七福神が描かれるとき、金銀財宝っぽいイメージがあるためか、弁財天と表記されることが多い。

福禄寿
・福禄寿(ふくろくじゅ)
特徴は異様に長い頭。元は道教の道士、天南星。もしくは「寿星(南極星、南極老人星)」という星を人格化したもの。

寿老人
・寿老人
特徴は頭が長くないじいちゃん杖に引っかけた巻物。福禄寿と同じく南極老人星を人格化したもの。巻物には人間の寿命が記されている。福禄寿と同じ神様なのに別に数えられている。これを嫌った江戸っ子が寿老人を外し、代わりに猩々(ショウジョウ)や吉祥天(キッショウテン)を加えた歴史もある。なぜ外されたのが寿老人で、福禄寿でなかったのかは不明。寿老人カワイソス。

布袋
・布袋
特徴は半裸で太ってること。中国の、唐の末期に実在したといわれる仏僧。
元BOOWYの布袋寅泰とは無関係。

…とまあこんなありがたい七柱が、一粒のお米に宿ってるっていうんですから、粗末にするわけにはいきませんね。

なんにでも手を合わせ、なんでも拝み、なんでも畏れる。日本の宗教観の良いところです。
あまりに当たり前に日常に溶け込みすぎて、これが宗教チックなことだとは、あまり意識もしませんよね。

正直、日本人は宗教アレルギーみたいなところがあります。
でもこういう生活に近い神様に対しては嫌悪感を持つ人は少ないでしょうから、この辺から神話などに興味を持ってもらえれば、個人的にはとても嬉しいです。

ちなみに私が宗教や神話に興味を持ったきっかけは、女神転生シリーズ、特にSFCの真・女神転生ですね。
私と同年代でこういう人、なにげに多いと思います。
ハマった人は上に書いた四天王の下りなんてワクワクしますよね!
真・女神転生は今やっても面白い、本当に名作だと思います!


余談ですが、私は1年ちょっとオーストラリアに住んでいたことがありますが、外国で暮らしていると「What’s your religion?(あなたの宗教はなんですか?)」と聞かれることが普通にあります。
誰もが信仰する宗教があるという前提に基づいた質問で、文化の違いを感じます。

日本人は特定の宗教を信仰するということが少ないため、「no religion(無宗教です)」と答えがちですが、これまた文化の違いで、国内では無宗教といっても「ですよね-」で終わりですが、上記のようなことを普通に聞かれる外国では、無宗教=異端、変なヤツ、危険人物と見られる場合もありますから、注意が必要です。

私は「Shinto(神道)」と答えていました。外国人には聞きなじみのない宗教ですので、なにそれ?と聞かれますので、「Japanese traditional religion(日本の伝統的な宗教)」と答えます。
大体はここで話は終わりますが、稀に「それってどんな宗教?」と聞かれたこともあります。
そういうときは「It’s polytheism, and animism.(多神教で精霊信仰)」と答えて切り抜けました。
相手は「ふーん」って感じで、それ以上聞かれなかったのでホッとしました。
だって詳しく説明できるほど英語が話せませんでしたからね!


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