説明しよう!桜エビを大量にチャーハンに投入し丁寧に強火で炒めると、100%おいしくなるのであった!
良い子のみんな、こんにちわ!
恒例の、いきなり始まる原ちゃんクッキングのお時間ですよ!
今日のメニューは、
エビの風味にむせかえる!桜エビMAXチャーハン
です。
材料は、炊いたお米と桜エビ、その他の具材と調味料は全てお好みで!
- 多めの油を熱したフライパンに敷く
- ご飯を入れ、普通にチャーハンを作り始める
- 気分でご飯より前に長ネギを入れたりもする
- 他の具材を入れたければ入れる
- 「そろそろいいかな?」というタイミングで桜エビをこれでもかと投入
- その後も他の具材をお好みで入れたり醤油や塩コショウなどの調味料を加えたりしながら
- 強火でいい感じのこげ目を作っては混ぜ、作っては混ぜ
- 完成です!
ポイントは最初から最後まで強火でやること。まあこれはチャーハン界では常識です。
そしてもっと重要なポイントは、桜エビの量です。
「こんなに入れてもいいの!?」ってくらい入れてください。
一人前で少なくとも30g、できれば50g、エビ好きのあなたはそれ以上を目指して欲しい。
これ絶対おいしいですよ!
あまり高くない桜エビを買ってきて試してみてください。
大袋の桜エビがなければ小エビでもオキアミでもいいです。
一応オキアミは分類的にはエビではなくプランクトンらしいですが、
もうエビっぽい風味があればなんでもいいです。
ただし贅沢にブラックタイガーとか普通の小さいエビ(シーフードミックスとかに入ってるヤツ)を使うのはダメです!
欲しいはエビの風味と香りであり、プリプリの食感は求めていません。
むしろ桜エビのパリパリした食感が欲しいのであります。
ところで桜エビってどうやって作ってるんだろう
と桜エビキチガイをやっていたときふと気になりました。
「桜エビってどうやって作ってるんだろう?」と。
まあ普通に干してるんだろうとは想像できましたが、調べてみました。
そしたらやっぱり干してました!
桜エビ自体の加工法としては、
- 素干し桜エビ(天日干し、乾燥)
- 茹で桜エビ(釜揚げ)
- 生桜エビ
と3種類ありましたが、スーパーの乾物コーナーで売ってるのは干したもの、もしくは乾燥させたものですね。
この3つの加工法、そういえばしらすと一緒ですね。
しらすは釜揚げがメインっぽいトコありますけど。
ところでアイキャッチ画像にも使ったこちらの女の子
台湾生まれの初夏的東港之櫻、桜エビ擬人化美少女「絢桜」ちゃんです。
人類は、どこに向かっているのでしょうか。
桜エビをも擬人化美少女としてしまう脳みそ。
まざにHENTAI文化の成せる業(わざ)です。
桜エビ漁、実は漁師さん達はとても良く考えている!
さて、桜エビのことを調べている過程で、桜エビ漁のことも少し読みました。
まず桜エビ漁は、春漁(3月末~6月初め)と秋漁(10月末~12月末)があります。
一年中捕れるわけではないんですね。
そして漁は夜に行われます。
桜エビは水深500mと結構深いところにいるんですが、昼間には200m~300m、夜には20m~30mくらいまで上がってくるので、そこを狙って捕まえます。
桜エビといえば駿河湾(静岡の近く)ですが、他にも相模湾や東京湾にも生息しています。
しかし、漁獲対象となっているのは駿河湾のみで、さらに漁業権を持っていて水揚げがされるのは静岡県の由比港と大井川港だけなんです。
さてこの狭い地域でしか捕れないわけすし、なおかつ捕ること自体は難しい部類ではありません。
そんな桜エビを、猟師さん達が先を争って捕っていたらどうなるでしょう?
多分すぐに捕り尽くしちゃいます。そしたら桜エビが食べられなくなっちゃう。
それに捕り過ぎると、価格が不安定になり、いわゆる「大漁貧乏」になる恐れもあります。
桜エビ漁は「プール操業制」
普通は漁といえば、多少は組合での分配などがあるでしょうが、基本的にはいっぱい捕った人がいっぱい儲かることになります。
しかし桜エビでそれをやると、桜エビは枯渇し、結果的に漁業者は生活に困ることになるでしょう。
それを防ぐため、桜エビ漁は「プール操業制」が導入されています。
これは桜エビの水揚げ金額を、桜エビ漁師さん達で均等に分配するというもので、これにより漁業者の生活の安定と資源管理を両立させることができます。
これはかなり感心しました。良く考えました!えらい!
といっても最初から完璧な制度であったわけではなく、1966年5月に導入が試みられ、その後何度も制度の改良がなされてきたようです。
その努力の歴史により、現在の形になったんです。
今では「資源管理型漁業」のモデルとして、全国の漁業者から注目されているそうです。
「桜エビMAXチャーハンおいしい!」からスタートして、思いがけず真面目な方向に行ってしまいました。
こんなおいしい桜エビが安定して食べられるのも、漁師さん達が試行錯誤してきた歴史のおかげなんですね。
ああ、死ぬまでに生桜エビ丼が食べてみたい…。
あったかい酢飯に、生の桜エビをたっぷり載せて、わさび醤油をかけて、がっつきたい…!
お腹すいてきた。
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