霜降り肉ってそんなにおいしい?赤身の方が断然おいしいと思うけど…
肉より魚が大好きな、原ちゃんです!
あなたは肉、食べてますか?
私も魚好きとはいえ、たまにはレアの牛ステーキにかぶりつきたくなります。
たまにマクドナルドのポテトが無性に食べたくなるのと一緒です。(ちょっと違う)
さて、世間では高級牛肉といえばA5ランクの霜降りと相場が決まっているようですが、本当にみなさんそう思ってるんでしょうか?
今まで何度か運良くそういう牛肉を食べたことがありますが、「ふーん…」という感想だったのが正直なところです。
それに30歳も後半になってくると、いくらおいしい脂とはいえ、あの油っこさが胃に胸に堪えるようになってきます。
鶏肉の唐揚げも、もも肉のもおいしいけど胸肉でも充分おいしいです。
カルビは少しでいい。あとのことを考えるとロースの方がいいかな、とかそんなふうになってしまいます。
ちなみに焼肉で一番好きなのはミノです。
A5ランクが一番おいしい牛肉とは限らない
「今日の晩飯は、A5ランクの黒毛和牛だよ!」
といわれれば、「おおっ!」と興奮してしまうのが人情。
「そしてお酒は、純米大吟醸だよ!」
と重ねていわれて、さらに興奮すること山の如し。これも人情です。
私たちは食べ物の「格付け」や「なんだかすごそうな響き」などに惑わされがちです。
もちろんそれらも食べ物の重要なファクターです。
例えば食卓の雰囲気が良ければ食べ物もおいしく感じられたりします。
しかし食べ物である以上、味や香りや食感など、もっとも重要なのは口に入れたときのそれであるはずです。
第一このA5っていうランク、格付けなんてものは、味の評価ではありませんからね。
「じゃあそもそもA5ランクってなによ?」と気になる方もいるかと思います。
一応、A5→A4→A3→A2→A1とランクが“落ちていく”んですが、この数字は「サシの多さ(霜降りの度合い)」を示したものです。
つまり数字が大きければ、それだけ霜降ってるってことです。
超高級ステーキで有名なシャトーブリアン。あなたも聞いたことがあるかと思いますが、これは脂の少ないヒレ肉の中心部のことですが、前述の格付けに当てはめたらどうなってしまうでしょうか?
ランク的はA5からすれば見劣りのするものになってしまうでしょう。
ちなみにシャトーブリアンの画像はこれ↓
絶対さっきのA5よりうまいよこれ…
肉の格付けについて、ここで詳しく説明してもつまらないので、
興味のある方は日本食肉格付協会のサイトへどうぞ。
牛肉の格付けについてのページはこちらです。
安い赤身の牛肉でもおいしくできる!
まあA5だシャトーブリアンだといっても、庶民には手の届かない高嶺の肉です。
近所のスーパーに「ステーキ用」って書いて売ってるどこかの部位を食べるのが精一杯です。
しかしそんな庶民のあなたにも救世主が!
ミートテンダー(ミートソフター)って知ってますか?
スジ切り器ともいったりしますが、肉をザクザクと刺して軟らかくする料理道具です。
安い赤身の肉が瞬時に高級サーロインに早変わり!
まさに光陰矢の如し、サーロイン肉の如し。
これはマジでお勧めです。
我が家で「ステーキ食べよう!」という日は、必ずこれを使います。
というかこれを買ったら、晩ご飯がステーキになる頻度が少し上がりました!
少しだけですけど…。
しかもそんなに高いものではありません。
ステーキ1回分くらいです。
ステーキ好きは買わにゃソンです。
良ければこちら↓から探してみてください。
牛もも肉ブロックの方がおいしい!
食べ物ですから、結局はそれぞれの個人の好みです。
もちろん「A5こそ至高」と考える人もいるでしょう。
そして私のような日本酒呑みにとっては、A5よりもChateaubriand(シャトーブリアン)よりも、近所のスーパーに売ってる牛もも肉ブロック350円/100gをウッキウキで買ってきて、家で牛タタキを作って、わさび醤油で食べた方が幸せなんですよ!
その近くで売ってる和牛ローストビーフなんて、100gで千円以上しましたからね!
ただちょっと肉が良くて、切ってあるってだけで値段が約3倍ですよ!?
だったら調理する手間はあっても、同じくらいの値段で300g買って食った方がいいです!
少し取り乱しました。
確かにシャトーブリアンも食べたい。一度でいいから食べたい。
値段さえ考えなければ、食べたい。(三度目)
でも結局は好きな人と食べる普通のご飯が一番おいしかったりします。
実際私も外でおいしい肴で呑む酒よりも、家で家族がいる、普段の食卓で飲む酒の方が好きです。
突然始まる原ちゃん流!牛タタキの作り方!
私なりの牛タタキの作り方を紹介します。
前にチェーン店ではない居酒屋で厨房に入ってたときに作ってたのを参考にしたものです。
- 外側に見える肉の脂身は取っておく
- 中火よりちょっと強いくらいの火にフライパンをかけ、1.の脂身で油を敷く
- 肉に塩コショウ、お好みのスパイスやハーブを振りかけ、こすりつける
- 肉をフライパンに入れ、全体に焼き色を付ける
- 少し火を弱め、肉の少し中まで火を通す
- ここぞというタイミングで肉をフライパンから取り出す
- 氷水にぶち込む
- 冷えたら取り出し、キッチンペーパーで包み、水気を取る
- きれいに切る
- きれいに盛り付ける
火をどれくらいまで通すかは、完全に好みです。
私はレアっぽいのが好きですが、デメちゃん(妻)と芳子さん(母親)はミディアムウェルダンくらいが好きだそうです。
切り方は3mm厚くらいで、大きさは一口サイズがお勧め。
スジがあったりすると噛み切るのが大変ですから。
そして盛り付けにはできるだけこだわってください。
簡単なのはきれいに並べるだけ。
シャレオツにしたい人は、肉を置く範囲を狭く、高く盛り付けるとそれっぽくなります。
あと、塩コショウハーブスパイスをこすりつけるのは焼く直前です。
こすりつけてから焼くまでに時間をおくとクソまずくなります。
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コメント一覧
A5ランクの黒毛和牛に日本酒出されたら自分ならがっかりするけどなぁ
単体同士なら嬉しいけど、それとこれを合わせるかよと思ってしまう
そりゃ調理次第では合うだろうけど基本的には脂っこい牛肉は日本酒(特に香りが繊細な吟醸系)には合わんでしょ
ですよねー。
ですから日本酒を飲むなら、そんな脂っこい高級肉より自分で作った牛タタキの方を肴にした方が嬉しい!ってことです。
安いし、作る楽しみもありますしね!