カッときたら6秒深呼吸!アンガーマネジメントで人間関係を円滑に!…って何?

2017年1月11日

どうも、人前では怒らない原ちゃんです!

少し前、いや結構前から「アンガーマネジメント」なるものが話題になっているようですね。
曰く、

「怒りをコントロールし、人間関係を円滑に!」
「できる男は、怒りをコントロールする」
「子育てママさんにこそアンガーマネジメント!」

もうなんかこれだけ見るとちょっと狂信的に見えますけど、私的にはこれは割と、いい流行りだなーって感じです。

私は人前で怒るのは嫌いですし、実際人前で怒ることは滅多にありません。
職場とかでも上司が部下に怒りをあらわにしているのを見ると、自分のことじゃなくても何だかすごくシラけますし、テンションもかなり下がります。

他の人はそのような場面を見てどう感じるか実際にはわかりませんけども、私的には「そんな言い方して、やる気出るヤツなんているわけねーじゃん」とか思っちゃいます。

この前もコンビニに立ち寄ったところ、トイレの方からスーツ着たオッサンが歩いてきて、レジの店員さんに向かって突然「トイレさぁ、ずっと清掃中の札があるんだけど、誰もいないみたいなんなんだけど、どうなってんの!?何やってんだよ!」とかいってブチ切れてました。
いきなり切れられた店員さんはビックリしてましたよ。
まあこの例は実際店員さんも悪いんですけど、それにしたっていきなり切れることもなかろうに…。

こんな感じで怒られてるのを見ると、「店員さんも悪い」という事実が霞んでしまって
「清掃中の札があったって、人がいなさそうだったら黙って入って用を足しゃいいじゃん…」とか思っちゃうんですよ。
つまり、ジャッジの矛先が狂ってしまうわけです。ジャッジとかいうと偉そうですけど。


さてこのアンガーマネジメント。これは「怒らないようにしよう」とか「怒りをコントロールできるようになろう」というものではなく、「怒らなくて良いところで怒らないようにしよう」という趣旨のものだそうです。

なるほどなーと思いましたね。
そういう趣旨だと最初に言われれば、ただ闇雲に怒りを抑える方法とかを説いたものじゃないんだとわかりますし、「怒らなくて良いところで怒ることのデメリットは?逆に怒らないことのメリットは?」と非常にわかりやすく意義を説明できそうですもんね。

でまあそのデメリットなんですけど、一言でいえば「建設的じゃない」ってことなんですよね。
怒りをあらわにするってのは、つまりは感情の開放ですよね。開放の目的はその感情を解消するため、いわゆるガス抜きってヤツですね。
悲しみや喜びは開放されればいずれ落ち着きます。
しかし怒りの感情って、怒れば怒るほど、どんどん湧いてくるのって経験ないですか?

わかりやすい例がクレーマーですね。
ぐちぐちダラダラといつまでも怒り続けるばかりで、解決するためには?という視点が全くなく、怒るために怒ってるみたいな状態になってます。

怒りの感情なんて開放したって、あんまり良いことはないんですよね。

怒りの原因が部下の失敗なら、それに対して腹を立てるのではなく(上司である自分の査定が下がるとかばっかり考えずに)、その失敗の原因を分析、反芻し、次からはどうして欲しいのかを落ち着いて伝えればいいんです。
子育て中の人の、子供に対して怒ってしまうのも、あとで冷静になってみたら「あんなに怒るほどのことじゃなかった。悪いことしちゃったな」って思えるのが大半だと思うんです。

アンガーマネジメントの具体的な方法として、「カッときたら6秒深呼吸」というものがあります。
「突発的な怒りの感情は6秒しか持たない」という科学的根拠のあるものだそうで、なんだか本当っぽいですね。

他には、

「怒りを感じたら、その感情に点数をつける」
 0が平常心、10が激おこだとして、怒りを感じる度にいちいち点数をつけます。点数によって対処法を考えたり、別のことを考えて怒りを鎮める効果もあるとか。

「素数を数える」
 ジョジョ第6部でプッチ神父が自身を落ち着かせるためにやってましたね。これまた怒りをそらす効果です。別に素数じゃなくても良いです。100から3ずつ引いた数を数えていくとかでも良いです。

「ちょっとその場を離れる」
 トイレに行くなどして、深呼吸したり、身体を伸ばしたりします。一呼吸置くってことですね。そうすれば多少は怒りが鎮まってます。トイレから戻ってきて怒り出すってことは考えづらいですしねw

などなど、たくさんの具体的な方法はあるみたいですが、共通していることは「別のことを考えたりしたりすることで、瞬間的に怒ることを防ぐ」というものですね。

私は「怒りの感情」自体を否定するつもりはありません。
子供がしてはいけないことをしたときや、本当に危ないことをしてしまったときなどは、あえてオーバーに怒って子供を震え上がらせることも必要です。
しかし、あまり好きな感情ではないことも事実です。

『怒りは無謀をもって始まり、後悔をもって終わる』

ギリシャの哲学者・数学者、ピタゴラスの言葉です。私が学生の頃にこの言葉を知り、以来私の大好きな言葉の一つです。
怒りが湧いてどうしようもないときに、この言葉を心の中で唱えると、100%落ち着けます。

よかったら、みなさんも試してみてくださいね!


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